へき地の現状と、へき地医療センターの実績

【へき地の現状と、へき地医療センターの実績】

 奈良県における過疎地域は、過疎地域自立促進特別措置法により制定されています。このうち、過疎化が著しいため医療の確保が困難な地域がいわゆるへき地であり、県の約70%の面積を占めています。へき地は南部から東部にまたがって存在し、この地域には16か所の公立診療所があります。当センターはこの地域を対象として事業を展開しています。例えば、五條市立大塔診療所に対しては、当院の総合内科メンバーを中心とした複数医師の継続的な派遣を行っています。その他のへき地診療所においても、当センターの前身である県立五條病院へき地医療支援部での研修を経た医師が多数勤務しています。さらに、当センターと総合内科のスタッフの多くはこれらの公立診療所での勤務経験を有しており、お互いの状況を相互に把握しているため、受診の際も入退院の際もスムーズな連携が可能で安心してご自宅に戻っていただけます。

へき地医療支援センター長 中村達
専門領域 総合内科
へき地医療支援センター副センター長 明石陽介
役職 部長、在宅医療支援センター副センター長
専門領域 総合内科、消化器疾患、内視鏡診療